この電気料金請求正しいのか!請求書間違ってるんじゃ!日本でも海外でもそんな経験ありませんか?そんな時のために、事前に計算してみましょう!

電気請求が本当にあってるのか調べましょう

各商品ごとに電気代を知っていれば節約にもなります。フィリピンは、特に電気料金が高いので、おおよその電気料金を把握して置くことをお勧めします。誰でも簡単に計算できます。フィリピン以外の、海外にお住まいの方でも通貨の違いだけで算出方法は一緒です。昔ですが、電気、通信工学学んだので記事にして見ることにしました。

MERALCO電気料金 請求書

現在は、メラルコではないので、分かりやすいリサール州のメラルコの請求書 3年前のを引っ張りだして来ました。このような請求書が毎月届くと思います。
メラルコ 電気料金表

MERALCOの請求書詳細 拡大 図

MERALCOの請求書詳細拡大 写真

その月の利用した総電力量
支払い総額
総額の詳細です。基本料金、タックスや電力ロスなどの詳細料金です。

System Loss システムロスてなんだ!

伝送する時に抵抗で電力がロスする電力数値です。が・・・・・・フィリピンでは、カッコよくシステムロス何て言ってますが、ほとんどが盗電です。盗電されてる電力を市民に押し付けているんです。それと、日本に比べ設備が古いのでロスする割合も高くなると思います。

1KW当たりの料金を算出してみる

今回は、大まかな目安なので詳細は気にかけずに支払い総額で計算してみます。地域や使用電力量によても1KWあたりの単価は違ってきます。細かく計算すると切りないのでざっくりと計算します。そんなに大差はありません。

②支払総額 ÷ ①使用総電力量 = 1KW当たりの単価

この上記の請求書ですと1KW当たり 約10.5ペソになります。3年前ですから現在は、原油も値上がりしてるのでマニラあたりはもっと高いでしょう。私の住んでる田舎では、メラルコではないですが、1KW 約13P現在です。

扇風機を24時間利用した1日料金と1ヶ月料金は!1KW 13Pで計算すると

フィリピン扇風機の規格シール

普通によくある中型扇風機です。そこに60Wと記載されたタグがあります。電化製品には、この電気規格のタグが必ずあるので。これがわかればおおよその電気料金がわかります。


1時間の電気料金
60W÷1000(KWにするため)× 1KW当たり13ペソ=0.78p 
1日の電気料金
60W÷1000 × 13ペソ×24時間=18.72p 
30日の電気料金
60W÷1000 × 13ペソ×24時間×30日=561.6P 

フィリピンでは、誰かが家にいれば必ず扇風機をかけていると思います。私の家は、1台は24時間まわってます。そうなると1台あたり1ヶ月561Pかかる計算になります。扇風機は電気代かからないなんて思ってたら高い請求来ちゃいますよ!少し大型の扇風機だと75Wぐらいです。

計算が面倒な方はこちら自動計算機

こちらは、日本の自動電気計算ですが、現在では日本とフィリピンの電気料格差はほとんどないので、利用できます。円で表示されますので2で割ればペソで換算になり上記とおおよそ合うはずです。日本は100V フィリピンは200Vですがここではワット数が出てますから気にしないでください。
電気代計算君

室外の電球の電気料は、しれてますので防犯に 5w 電球で

5w電球を夜だけ1日12時間 30日の料金
5W÷1000 × 13ペソ×12時間×30日=23.4P 

1ヶ月5w電球の電気料毎日12時間点けても 24pなので3つ照らしても1ヶ月100P未満 ここは、ケチらないで防犯に夜だけ点けることをお勧めします。

エアコンの1日3時間 1ヶ月電気料金は

エアコンの消費電力は大きさによりますからお使いのエアコンの規格タグを見て下さい。ここではおおまかに算出します。500wとして

1時間の電気料金
500W÷1000(KWにするため)× 1KW当たり13ペソ=6.5p 
1日の平均3時間の1ヶ月の電気料金
500W÷1000 × 13ペソ×3時間×30日=585p 

エアコン3時間ですと扇風機24時間回し続けた料金と変わりません。約8倍電気料金の格差がありますね。
ご存知のようにエアコンは常時最大電力で動きません。温度センサーで消費電力が落ちるので計算した数値よりは下がると思います。

参考サイト>>エアコンの消費電力は電源を入れて17分後にはたったの80Wになる




冷蔵庫の24時間稼働 1ヶ月電気料金は

最近の冷蔵庫は、昔に比べると随分消費電力が落ちて経済的になってます。私が使ってる中型LGで135kwです。

冷蔵庫は24時間稼働 1ヶ月の電気料金 概算
135W÷1000 × 13ペソ×24時間×30日=1263.6p 

冷蔵庫の場合は、使い方によって電力が変わりますので大まかな目安にしてください。そんなに請求書と大きな開きはないはずです。

電気規格タグに最小電力と最大電力が書いてあればその中間を取ります。最大電力では24時間稼働はしてないですから。

フィリピン人はこうして電気代の元を取っている

フィリピンの冷蔵庫氷作り
ご覧のように冷蔵庫は電気代が高いので、フィリピンでは普及率が低いです。冷蔵庫がない家は、氷をビニール袋で凍らせた氷を買います。地域によっても価格は異なりますが2p~5pです。水道水だと3pが相場ではないでしょうか?

氷で電気代の元を帳消しにするには、1264p(1ヶ月の電気代)÷3P(氷の値段)=422個売れば元が取れます。1日当たり14個以上売れれば帳消しです!ビニールは100枚入り15~20ペソといったところでしょう!こんな感じでフィリピン人は、持ちつ持たれつの関係を築いています。

>>Ice Water in the Philippines

その他のフィリピンでよく使う製品の消費電力

フィリピン 電化製品電力一覧

ほとんど日本の製品と消費電力は変わりはないので以下のサイトからお借りしました。黒枠は、フィリピンには寒い季節が無いのでコタツなどは除外
参考サイト>>家電製品の消費電力リスト

来月の電気料金を予測してみよう

説明したように製品の規格ステッカーから消費電力を確認して以下でその製品の1ヶ月の電気代がわかります。

1kw当たりの電力単価✕製品の消費電力w✕1日平均利用時間✕30日  ÷1000 = 1ヶ月の電気料金

これらを知っておくと電気料金の節約にも繋がります。

フィリピンと日本の電気代はどれだけ違うのか比較

フィリピンの電気代

フィリピン 1kw当たりの電気料金単価
1kw当たり 10p~14p 1KW単価(日本円25円~35円)レート2.5計算

日本の1kw当たりの電気代

日本の 1kw当たりの電気料金単価
日本の電気料金
1KW単価 20.27円~30.23円

参考サイト>>電力使用量料金

この場合の日本の1KWの単価には、基本料は含まれてないのでそれを含めるとフィリピンと同等、もしくはフィリピンの方が少し高いのかなと感じる。何れにしてもフィリピンの物価から比べれば異常に高い事がわかる。盗電・・・・イヤイヤ・・・ システムロスの6%の負担は痛いですね!

電気に関する使えるタガログ

十分な電気の供給が出来ない
Hindi sapat ang supply ng kuryente.

Hindi~でない sapat十分な supply供給 kuryente 電気
フィリピンでは、頻繁に停電があります。その一つの理由にこれがあります。

電気の供給が足りていない
kinukulang ng supply ng kuryente.

kinukulangの語根はkulangです。これは、日常良く使います。お金が足りないとか水が足りないとかに使います。ここでは、現在進行形なのでin動詞の現在進行形kinu-kulangになります。けっこうIN動詞は日本人には厄介なのでここではこのくらいで・・・

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