フィリピンに10年も住み続けているのか考えてみた
私は、自分でフィリピン移住に “向いている？向いてない？” のか？とたまに考える時がある。しかし、向いている部分もあるし、向いてない部分もあるようなので、自分で明確なその答えは出ない。
しかし10年住んで言えることは、日本人感覚を引きずって住み続けることは難しい。日本と比べて“ちょっとおかしいぞ！”なんてことはウンザリするほどある。しかし自身が臨機応変に変化して行くしかない。全て人任せも危ない。それらが出来ない人は、フィリピン人と結婚して住み続ける事は難しいだろうと思う。
まず10年も日本に一度しか帰国せずにフィリピンにいたい理由を考えてみた。
フィリピンで生まれた子供が大好き
今のフィリピンで生まれた子供を溺愛していること。この子供達といるだけで、日本では味わったことにない幸せ感を得られる。これが日本に帰りたいと思わない第一の要因だろうと思う。
もし、日本で育てるとどうなるのか考えたこともある。しかし、フィリピンハーフとなると学校で虐められる可能性もある。少なくともフィリピンでは、日本人ハーフで虐められることはないだろうと思う。
子供にとって一番幸せなのはどちらか？！私は、フィリピンで育つ方が子供にとって幸せであると結論づけた。だから私もこのフィリピンで骨を埋める決心をした。幸せの定義は難しいけども、日本は物質的には豊かでいっけん幸せそうに見えるけどもフィリピンには勝てないものがある。それは、家族愛・ファミリーの愛には、日本人は勝てない。
この家族愛があるからこの地で居続けることが出来る。これがなければこの国に住む価値はない。物価が安いだけなら日本の田舎に住んだ方ががまだましだと思う。
もし日本で子供達を連れて暮らすとなるとこの愛情が薄れていく怖さもある。妻は、浅黒いフィリピン人、父は孫がいてもおかしくない親父です。“参観日来ないで！”なんて言われたら立ち直れないだろうと思う。少なくともフィリピン人がそれらを偏見の目で見ることはないだろう。
日本食の拘り少なし
次に、日本食が恋しくて仕方ないと思うことが余りない。勿論、日本の◯◯店のラーメンが食べたいとか、◯◯店の寿司が食べたいとかたまに思うけども、頭に過るだけで全く執着心はない。日本でも、朝は味噌汁にごはんなんて生活はしたことがないので、味噌がないと絶対ダメだということもない。
そもそも田舎なので味噌も売ってないし、元来パン派なのでごはんで日本米に拘ることもない。フィリピンの食材や調味料でも、工夫すれば日本食は作れるので、創作しながらあれこれ作るのも楽しい。日本で高級料理を食べるのも、フィリピンでネットレシピを見がながら創作し上手く出来上がった料理を食すのもどちらも幸せ満足感はそんなに大差はない。日本で美味しいものばかり食べられる人には、理解し難い感覚だと思う。
この満足・幸せ感がある限りは、食に対してのストレスは余りないのだろうと思う。先月IDの更新でマニラのイミグレに行った時も、エルミタには日本食店は沢山あるのに入ろうとは思わなかった。食べたのは、日頃食べられない韓国料理店がメイン。自身で試行錯誤して作ることは、異国の地で食生活ストレスを溜めない大事な要因だと最近気づいた。
同胞の仲間がいなくても寂しくない
次に（日本人）人恋しくなるなることもない。人好きには耐えられないかもしれないけども、元来人付き合いが面倒で好きではないので、基本的にはフィリピンに住んでおられる同胞の友達や知人を作ろうとは、よほどそれらを払拭させる理由が無い限りはあまり考えない。その理由としては、フィリピンに住んでも日本人の方とお付き合いするとなると、やはり日本の礼儀を基本に付き合っていかないといけないし気を使う。フィリピンに住んでまで日本の礼儀を持ち込んで暮らすのは煩わしいからかもしれない。
もし意に沿わない人がいたなら合わせて付き合うのも辛いものがある。
個人的には、私の立場のようなフィリピンワイフを持った家庭の日本人の方とは、家族ぐるみの付き合いは極力避けた方が良いのかなと感じた。もし付き合うなら家族抜きで男同士の付き合いがベストかな。その理由として、中に女性フィリピン人が入ると、知らないでいい事でも情報が入るし、相手の家庭と比較しはじめる。フィリピンならそれらはマイナスの影響があるように思える。
フィリピンに住んで一番楽なことは、フィリピン人は気を使わなくていい。きっぱり、これは可成り楽。日本人なら細かいとこまで気を回さなければいけないけども、フィリピン人はそれが殆どない。だからフィリピンに住んでまで日本のしきたりや礼儀を持ち込みたくない。
馴染めないものもあるけどもフィリピンの風習やしきたりで生活するのがとても楽である。
不定期ですが次回はフィリピンに移住して日本に帰りたいと思う時は！について。
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